
システムの種類
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システムには大まかに分けて、エンタープライズ系システムと組み込み系システムが存在します。
エンタープライズ系システムは企業の業務系システムです。MA、CRM、販売管理、購買管理、在庫管理、生産管理、SRM、EDIなどが該当します。大規模なユーザーや処理を要することも多く、分散処理が多用されています。
プログラムの再利用化やメンテナンスのしやすさのために処理がレイヤーに分かれており(多層化されており)、プログラムの見通しがよく、レイヤーを考慮してプログラムを開発する必要があります。プログラムの速度よりも見通しの良さが優先されることが多くなります。
アプリケーション開発ではハードウェアの深い知識が必要になることはあまりなく、OSやアプリケーション実行環境などのソフトウェア面だけを見ておけば、大抵の仕事は問題なく務まります。
組み込み系システムは機械の内部で動作するシステムです。飛行機、自動車、家電、プラントなどの内部で動作しています。
組み込み系は近年大規模化が進んでおり、飛行機や自動車に組み込まれているプログラムの規模は一世代前と比べて桁が1つか2つ変わるほど増加しています。プログラムの見通しの良さよりもプログラムの速度やリアルタイム性が重視される世界です。
アプリケーション開発にはハードウェアの深い知識が必要であり、ハードウェアと組み合わせたときにプログラムが動くか否かが問題になります。開発環境上で動かしたときは正常にプログラムが動作しても、実際のハードウェア上で動かしたときは正常に動かないということは日常茶飯事です。ハードウェアとプログラムをつないでいる部分が重要であり、不具合が出やすい箇所になります。
システムの部品である半導体は、エンタープライズ系・組み込み系のどちらのシステムでも必要となります。また、AIはどちらのシステムでも利用されています。
本編では戦略を中心にシステムを論じているため、エンタープライズ系システムを対象として話を進めます。